ようこそ猫のいるセラピールーム ミル・ファイユ・ヴェルトへ
自分の感情にふたをして喜怒哀楽を抑制すると、ストレスがたまっていきます。うつ状態におちいるかもしれません。現実逃避に走るかもしれません。また、死にたい気持ちにとらわれるかもしれません。このような場合は感情を解放すると楽になります。自分の感情に抑制をかけた原因、トラウマに気づき自分を認めていくとよいのです。自分に共感することを覚えるとよいのです。
しかし、共感に重きを置くと大きな問題が生じてきます。共感も感情の解放も実に居心地のいいものです。幼児的な快楽に浸ることができます。そして、幼児的な快・不快の感覚から成長しなくなる恐れがあるのです。自分の快・不快の感覚を自分の行動原理の中心に据え、他人の共感を自分の正当化の道具として使用するようになります。一種の退行現象におちいる危険があるのです。
不快なものを見つめて乗り越える努力をしないかぎり、人間は成長しません。
不快なものを見つめることは、感覚・感情では不可能です。考える力、理性の力が必要です。理性的な大人の自分で自分の感情を統御することで成長できるようになります。
人間は、感情・感覚をつかさどる右脳と、理性的な左脳を兼ね備えています。右脳に優位を与えると動物のままですが、左脳に優位を与えると人間として成長していきます。
左脳に優位を与えることは、右脳を抑圧することではありません。右脳の感じる快は人間にとって必要です。しかし、正しいか間違っているかを判断することのできる理性の力でバランスを取る必要があります。
自分は考えているのに、こんなに考えていてもだめなのにという人は多いです。これは自分に隠している感情に引きずられているために判断ができなくなっているためです。また、頭が真っ白になる、考えられないという人も、何らかの感情に引きずられているのです。
大人になればなるほど、考えている「つもり」の人が増えていきます。論理的に発展させることができなければ、その実、感情に引きずられて屁理屈をこねているだけなのですが。幼児がだだをこねて不快を表明しているだけなのですが・・・。感情の抑制もひとつの屁理屈のようなものです。
人間として生まれたら、考える力を伸ばしたらどうでしょうか。大人としての自分が育てば育つほど自分の感情を抑圧せず、感情を統御し、自分の人生を喜びをもって生きることができると私たちは考えています。
当セラピールームはskypeにて非対面でのカウンセリングを提供しています。
このようなお悩みを持たれている方
自分に自信のない人。何が自分の人生の目的かわからなくなっている人。記憶力が低下している人。自分言いたいことが言えない人。いつも緊張感が強い人。うつ、パニック障害、睡眠障害、不安神経症、自殺願望、摂食障害、引きこもり、その他精神科・神経科の薬でも軽快しなかった症状をお持ちの方。人生の過渡期に当たって、職場・進路等の重要な選択に迫られている方。深い罪悪感に長い間悩まされている方。ストレスによる心身症に悩まされている方。家族・職場等の人間関係においてなかなか自力では解決できないトラブルを抱えている方。深い劣等感・コンプレックスに悩まされている方。自分の能力を押さえつけている何らかの心理的障壁を取り除きたい方。精神科・神経科・心療内科や一般のカウンセリングではとても話せない突飛な内容なのでどこにも相談できないと諦めている方。